




- 種類
- 志野
- 詳細
- お酒を楽しむ器。白い肌に黒緑の帯がめぐり、囲炉裏の火が障子に映す影のような景色の、燗にも冷やにも向く志野徳利。
- 原材料
- 百草土 もぐさ(希少土)
- サイズ
- φ100mm
- 高さ
- 145 mm
- 重さ
- 370g
- 手触り
- 全体になめらかで、手に吸いつくような温かみのある手触り。帯のところは釉が硬く艶をもち、帯を離れると白い釉のやわらかな起伏が指に伝わるようです。面の稜がかすかに手にかかります。
作品の特徴
白い志野の肌に、黒みがかった緑の帯が肩のあたりをひとめぐりしています。夜の囲炉裏の火が、白い障子に映す影のような景色です。帯は太くなったり細くなったりしながらゆれ、ところどころで緑が深く光ります。下のほうには火色が広くさして、障子ごしに届く火明かりのようです。
口は上へ大きく開き、首は細く、口のふちにも影がひとつ乗っています。首からゆるやかに張った下半分には、面の稜がいくすじも走り、光の向きで白の艶が変わります。片手にちょうど収まる大きさで、注ぐたびに手の中で帯が回るようです。
燗にも冷やにも向き、志野のやわらかな肌が酒をやさしく受けます。障子の向こうの火をながめるように、この徳利を傾ける夜は、影も明かりもゆっくり動くようです。ひとりの晩酌にも、客の前にも。
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志野
変わる瞬間
志野は、450年以上前に茶の世界でわずかな間しか作陶されなかった幻の器です。 16世紀末から17世紀初頭にかけて、大窯、穴窯で焼かれていました。 志野は長石を使用することで現れる白雪のような白の中に、ほんのりと温かみを感じられる火色が見える特徴が魅力です。その美しい色を引き出すのは非常に難しく、強還元焼成により窯内の温度が中々上がらない状況下である為、昼夜を問わず、窯の温度調整が必要となります。約7日間以上にも及ぶ長時間の窯焼きであり、非常に過酷な状況下で神経をすり減らしながら行います。 季節や気候によっても仕上がりが大きく変わり、一瞬足りとも気を抜けない繊細さを持っております。 志野の色は「雪解けで見える土」のような、「雲と夕陽から成る美しい夕焼け」のような、印象を残します。一切の思惑や意図が介在していない自然の刹那の美しさを切り取り、表現している志野は、今も昔も人々の心を魅了しています。
日本酒の味を開く 志野の酒器
志野で呑む日本酒は、味が開くと言われます。
ワインのデキャンタージュのように、日本酒も空気に触れることで香りが立ち、味のバランスが整って、甘みがのります。
志野の器は、釉の下にやわらかな土の肌を持っています。注いだ酒がその肌にふれて、ゆっくりと息をするように開いていきます。
火色と乳白の景色を眺めながら注ぐ一杯は、同じ酒でも少し違う顔を見せるようです。
加藤尊也の志野の酒器で、ひとりの晩酌を、ゆっくりと。
冷やで瓶から徳利に移し、ぐい呑みに注ぐだけで、香りがふわりと立ちます。
志野の口当たりが酒をまるく受けとめ、肴がなくても一杯が進みます。
燗で徳利に九分目まで注ぎ、口にラップをかけて香りを閉じこめます。
鍋に、徳利の半分がつかる量の湯を沸かし、火を止めてから徳利を入れて、二、三分。
酒が口もとまで上がってきたら、頃合いです。
燗にすると香りが立ち、味がくっきりします。志野のやわらかな口当たりと相まって、つい杯が進みます。
対応可否
お手入れ
洗浄の際は手洗いでやわらかいスポンジや布をご使用ください。 研磨剤入りスポンジでの洗浄はおやめください。
注意点
世界に一つの自分だけの作品をオーダーしたい。
もう少し小さいサイズの器が欲しい。
記念品や出産祝い、結婚祝いなど、特別な人に特別なプレゼントをしたい。
そんな時は・・・