- 種類
- 志野
- 詳細
- 美しく発色した火色を特徴に持つ。日本の自然の移り変わりを心象風景として捉え表現した作品。静寂と緊張感を伴う圧倒的な美しさと風格を放つ作品。
- 原材料
- 百草土 もぐさ(希少土)
- サイズ
- φ350 mm
- 高さ
- 360 mm
- 重さ
- 10.3 kg
- 手触り
- 乳白色の部分は滑らかな手触り、火色の部分は百草土の質感が際立ち、粗い手触り
作品の特徴
この志野壺には、中央には大地と太陽の輝きを象徴する火色があり、その上下には白い縦の線が伸びています。その線は幾何学的な模様を描き、上方では乳白色から火色へと移り変わり、下方では再び乳白色に戻って底面まで続きます。この志野壺は、自然の移り変わりを美しく表現しています。中央の火色は大地と太陽の輝きや情熱を象徴し、その上下の白い線は大地に生きるものたちの息吹や生命の息吹を表しています。そして、その線が交わる部分では、大地と生きるものたちとの調和が見事に表現されています。
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志野
変わる瞬間
志野は、500年以上前に茶の世界でわずかな間しか作陶されなかった幻の器です。 16世紀末から17世紀初頭にかけて、大窯、穴窯で焼かれていました。 志野は長石を使用することで現れる白雪のような白の中に、ほんのりと温かみを感じられる火色が見える特徴が魅力です。その美しい色を引き出すのは非常に難しく、強還元焼成により窯内の温度が中々上がらない状況下である為、昼夜を問わず、窯の温度調整が必要となります。約7日間以上にも及ぶ長時間の窯焼きであり、非常に過酷な状況下で神経をすり減らしながら行います。 季節や気候によっても仕上がりが大きく変わり、一瞬足りとも気を抜けない繊細さを持っております。 志野の色は「雪解けで見える土」のような、「雲と夕陽から成る美しい夕焼け」のような、印象を残します。一切の思惑や意図が介在していない自然の刹那の美しさを切り取り、表現している志野は、今も昔も人々の心を魅了しています。
志野壺 -部屋の雰囲気を一変するオブジェ-
山に雨が降り、川となり、海へと流れる。自然の営みの繰り返しは、はるか古(いにしえ)から今なお続いている。加藤尊也が百草(希少)土で作る志野壺は、そういった日本の自然の移り変わりを心象風景として捉え、表現しています。その圧倒的な美しさと独特の風格が、見る者を魅了し、壺の周りに漂う静寂と緊張感は、時間の流れさえも変えてしまうかのような錯覚を与えます。
対応可否
お手入れ
洗浄の際は手洗いでやわらかいスポンジや布をご使用ください。 研磨剤入りスポンジでの洗浄はおやめください。
注意点
世界に一つの自分だけの作品をオーダーしたい。
もう少し小さいサイズの器が欲しい。
記念品や出産祝い、結婚祝いなど、特別な人に特別なプレゼントをしたい。
そんな時は・・・