- 種類
- 志野
- 詳細
- 乳白色を基調色とし、美しい火色がわずかに見える滑らかな質感の花入
- 原材料
- 百草土 もぐさ(希少土)
- サイズ
- φ130mm
- 高さ
- 280 mm
- 重さ
- 約2200g
- 手触り
- 全体的に滑らかで、手に吸い付く手触り
作品の特徴
こちらの志野花入は、滑らかな乳白色を基調とし、美しくバランスよく配された火色が特徴的な逸品です。乳白色は新雪のような清らかさと純粋さを湛え、全体に穏やかな雰囲気をもたらしています。その中で見え隠れする火色が、まるで日本の夕焼けを思わせるような温かみを持ち、花入に豊かな表情を加えています。
この花入は、花を添えなくてもその存在感が際立ちます。志野焼ならではの上品な色合いと、緻密な技術によって生み出されたデザインが、空間に格別な趣を加えます。花を活けることで一層その美しさが引き立ち、花と器の調和が見事に融合します。さらに、取手の曲線と花入の形状が見事に調和し、全体に洗練された印象を与えています。
この志野花入は、日常の空間に特別な華やぎと落ち着きをもたらす逸品です。贈り物としても最適で、特別な方への心を込めたプレゼントとしても喜ばれることでしょう。志野焼の伝統美と職人の卓越した技が融合したこの花入で、日々の暮らしに一層の豊かさと美しさをお届けします。
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志野
変わる瞬間
志野は、500年以上前に茶の世界でわずかな間しか作陶されなかった幻の器です。 16世紀末から17世紀初頭にかけて、大窯、穴窯で焼かれていました。 志野は長石を使用することで現れる白雪のような白の中に、ほんのりと温かみを感じられる火色が見える特徴が魅力です。その美しい色を引き出すのは非常に難しく、強還元焼成により窯内の温度が中々上がらない状況下である為、昼夜を問わず、窯の温度調整が必要となります。約7日間以上にも及ぶ長時間の窯焼きであり、非常に過酷な状況下で神経をすり減らしながら行います。 季節や気候によっても仕上がりが大きく変わり、一瞬足りとも気を抜けない繊細さを持っております。 志野の色は「雪解けで見える土」のような、「雲と夕陽から成る美しい夕焼け」のような、印象を残します。一切の思惑や意図が介在していない自然の刹那の美しさを切り取り、表現している志野は、今も昔も人々の心を魅了しています。
歴史と自然を映す志野花入 -まるでオブジェのような存在感-
志野花入は、そのまま飾って頂いても十分な存在感を放ちます。花を生けることで、自然の美を一層引き立て、まるで自然の中で咲く花のような風情を醸し出します。 山に雨が降り、川となり、海へと流れる。自然の営みの繰り返しは、はるか古(いにしえ)から今なお続いている。加藤尊也が百草(希少)土で作る志野花入は、そういった日本の自然の移り変わりを心象風景として捉え、表現しています。
対応可否
お手入れ
洗浄の際は手洗いでやわらかいスポンジや布をご使用ください。 研磨剤入りスポンジでの洗浄はおやめください。
注意点
世界に一つの自分だけの作品をオーダーしたい。
もう少し小さいサイズの器が欲しい。
記念品や出産祝い、結婚祝いなど、特別な人に特別なプレゼントをしたい。
そんな時は・・・