- 種類
- 志野
- 詳細
- 志野と鉄釉をかけ合わせた一品
- 原材料
- 百草土 もぐさ(希少土)
- サイズ
- 160×160mm
- 高さ
- 108 mm
- 重さ
- 3.7kg
- 手触り
- 乳白色の部分は滑らかな肌触り、黒い鉄斎部分はひんやりと少しざらざらしています。
作品の特徴
志野花入は、立体的な樹木の表面を彷彿とさせる独特のデザインが特徴です。乳白色を基調とした表面には、洗練された鉄斎の模様が織り込まれ、光沢のある黒が全体のデザインに深みを与えています。この作品は、まるで森の中に立つ一本の古木のような存在感を放ちます。鉄斎の模様は、謎めいた雰囲気を醸し出しつつも、その美しさは際立っています。志野花入は、空間に静謐な雰囲気と優雅さをもたらし、花々を生ける際にもその独自の魅力を放ちます。自然の中で育まれたようなこの作品は、心を豊かにする美しさを持っています。
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志野
変わる瞬間
志野は、500年以上前に茶の世界でわずかな間しか作陶されなかった幻の器です。 16世紀末から17世紀初頭にかけて、大窯、穴窯で焼かれていました。 志野は長石を使用することで現れる白雪のような白の中に、ほんのりと温かみを感じられる火色が見える特徴が魅力です。その美しい色を引き出すのは非常に難しく、強還元焼成により窯内の温度が中々上がらない状況下である為、昼夜を問わず、窯の温度調整が必要となります。約7日間以上にも及ぶ長時間の窯焼きであり、非常に過酷な状況下で神経をすり減らしながら行います。 季節や気候によっても仕上がりが大きく変わり、一瞬足りとも気を抜けない繊細さを持っております。 志野の色は「雪解けで見える土」のような、「雲と夕陽から成る美しい夕焼け」のような、印象を残します。一切の思惑や意図が介在していない自然の刹那の美しさを切り取り、表現している志野は、今も昔も人々の心を魅了しています。
歴史と自然を映す志野花入 -まるでオブジェのような存在感-
志野花入は、そのまま飾って頂いても十分な存在感を放ちます。花を生けることで、自然の美を一層引き立て、まるで自然の中で咲く花のような風情を醸し出します。 山に雨が降り、川となり、海へと流れる。自然の営みの繰り返しは、はるか古(いにしえ)から今なお続いている。加藤尊也が百草(希少)土で作る志野花入は、そういった日本の自然の移り変わりを心象風景として捉え、表現しています。
対応可否
お手入れ
洗浄の際は手洗いでやわらかいスポンジや布をご使用ください。 研磨剤入りスポンジでの洗浄はおやめください。
注意点
世界に一つの自分だけの作品をオーダーしたい。
もう少し小さいサイズの器が欲しい。
記念品や出産祝い、結婚祝いなど、特別な人に特別なプレゼントをしたい。
そんな時は・・・